キャッシュレス化が遅れた要因には、日本独特の文化や国民性が挙げられます。

日本と世界のキャッシュレス事情

 

日本のキャッシュレス化が遅れているのは、日本ならではの特性が関係しています。
世界の先進国と異なるキャッシュレス事情をまとめました。

 

 

海外は先進国でもATMが身近ではない

 

日本は都道府県別で見ると、全国どこを見てもGDPの高さは世界屈指です。
人口密度が高く国民の消費意欲が高いため、大半の地域はコンビニや銀行ATMが身近にあるものです。
海外は都心部で見ればインフラが整っていますが住宅街になるとATMを利用するのに車で30分以上走らないといけない環境も珍しくありません。
海外はATMが身近ではなく日本に比べて現金は不便な物だと捉えられています。

 

 

 

犯罪が少ない

キャッシュレス決済の方が安心だと考えている人

欧米の先進国でも置き引き、ひったくり、スリなど現金などの所有物を目的にした犯罪が非常に多いのが現状です。
日本ではPayPayの不正利用のニュースが報じられて一気に利用者離れが進むなど、キャッシュレス決済は危険と捉えている人が多いですが、クレジットカード払いにした場合、ショッピング保険が付いています。
現金は保険がないため、犯罪リスクも高いです。
前述した銀行やATMが少ない問題は消費者だけではなくお店も大きな負担になっていて、店舗をターゲットにした強盗も多いため現金を扱いたくないと思う業者も多いです。
日本でキャッシュレス決済が普及しない要因のひとつは、店舗側が現金の方がいいと考えているところが多いからです。
海外は手間や犯罪リスクを考慮するとキャッシュレス決済の方が安心だと考えているため、加盟店の比率が高くなっています。

 

 

隣国の韓国がキャッシュレス先進国の理由

キャッシュレス決済の普及率が高い韓国

韓国は人口密度が高くインフラも整っていて、現金を狙った犯罪が少ないなど日本と似ている部分が多数あります。
その中で韓国はキャッシュレス決済の比率が90%を超えて世界屈指の普及率を見せています。
最大の要因はクレジットカード使用金額が年間給与所得の10%を超える場合、超過額の10%が課税所得から控除される措置をしているからです。
さらにカード利用履歴に応じた宝くじも用意されています。
日本が先進国の中でキャッシュレス化が遅れている要因のひとつは、国がこれまで何も対策を取らなかったことも関係しています。
国がキャッシュレス化を推進して財源を投入しようとしているのは、すでに世界では始まっている取り組みで日本がやろうとしているポイント還元率アップも世界の中で見ると大胆な政策ではありません。

 

 

 

貯金好きの性格

 

日本は貯金大国で国民1人あたりの貯金額は世界の中でもズバ抜けて高い数字になっています。
海外は将来を見据えた現実よりも、今を楽しむ傾向が強いです。
キャッシュレス決済は便利な一方で、後払いになることや分割払いに対応できることから、ついついお金を使いすぎてしまうリスクがあります。
貯金好きで計画的にお金を使おうとする日本人は、目に見える現金で管理してクレジットカードは保有するけど、細かい買い物は現金払いを利用しようとする人が多いです。