通信障害や不正利用などの問題が続いたため、PayPay離れが進んでいます。

PayPay

PayPayのロゴマーク

PayPay(ペイペイ)はソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社が提供するQRコード決済サービスです。
2018年10月にサービス提供を開始した後発組サービスですが、大胆なキャンペーンを打ち出して一躍QRコード決済の主役に躍り出て、日本のキャッシュレス化の立役者になることが期待されました。
利用するにはYAHOO!ウォレットの登録が必須になりますが、ソフトバンクユーザーの必要はなく、クレジットカード払いにも対応しています。
しかし、キャンペーンは早期終了、システム障害、不正利用の多発など多くの課題を残し、現在は不正利用対策で決済時には身分証明書の提示と月の限度額5万円に制限されています。
今後は問題を解消する可能性もありますが、2019年1月現在のスペックはユーザーからの不満も多く、PayPay離れが進んでいます。

 

PayPayの公式ホームページのスクリーンショット

 

話題になった100億円あげちゃうキャンペーンとは

 

2018年12月4日より2019年3月31日までの予定で100億円あげちゃうキャンペーンを開催し話題になりました。
PayPayでのすべての決済で20%ポイント還元。さらに一般ユーザーは40回に1回、YAHOOプレミアム会員は20回に1回、ソフトバンクスマートログインユーザーは10回に1回の割合で最大10万円まで決済額が全額戻ってくる特典を用意しました。
キャンペーン開始直後にソフトバンクユーザーの利用が急増し、ソフトバンクは通信障害を起こして使えなくなる事態が起こりました。
当初は年末商戦を見据えたキャンペーンでしたが、利用者が殺到しキャンペーン開始から10日後の12月13日に予算上限のため早期終了しました。
キャンペーンによって利用者の拡大や認知度を高める効果は出ましたが、通信障害と不正利用がニュースになったことでPayPay離れが進んでいます。

 

 

不正利用の手口が初歩的

 

ペイペイでクレジットカードを登録する際にはセキュリティコードを入力する必要があります。
クレジットカードの原本がないと分からないものですが、3桁のセキュリティコードに対して入力間違いをしてもロックをかける機能が付いていなかったため、片っ端から当たるまでセキュリティコードを入力して不正利用する事例が相次ぎました。
通販ではなく店頭決済できたことや限度額設定のなかったことで被害が拡大しました。
またクレジットカードを持っていれば適当な番号を無造作で入力してセキュリティコードを見破られると不正利用されてしまう問題もあります。
つまり、PayPayユーザーだけではなくクレジットカードを保有している全てのユーザーがPayPayの不正利用の被害者になるリスクが生じていました。
現在は問題点は解決され、不正利用防止の暫定処置としてカードチャージおよびカード払いの月間利用上限額を5万円に設定しました。

 

他人のカードを不正利用する目的のほかに最大10万円の還元を目的に決済して当選しなかったら支払いをキャンセルする事例も相次ぎました。
結果的に100億円あげちゃうキャンペーンの恩恵を受けられた人は一部で、転売屋など特定のユーザーだけが大きな利益を出す結果になってしまいました。